ピレネー山麓の義実家にみんなが集合すると、いつも義母が大鍋いっぱいに料理してくれたのが、チキンの煮込み。材料は少しの野菜と鶏肉だけなのに、軟らかく煮込まれた優しい味のお肉は「彼女の真似して作っても何かが違うのよね・・」と、兄嫁に言わしめていた母の味である。
義実家滞在中、朝(世間では正午前というらしい)に起きると既に火にかけられていた煮込み鍋。嫁ウルコが思うに、かな~~り長時間の加熱と義母が使用していた年季の入った上質鍋(ル・クルー●)が美味しさの秘密ではないかと・・・。
そんなわけで今回は、亡き義母に捧ぐ?「ル・クルー●も長時間加熱もしてないけど、結構美味しく出来たよ?(自画自賛)ウルコ家のチキンの煮込み」をご紹介します。ご飯にもパンにもポテトにも合う♪シンプルなレシピです。
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【チキンの煮込みのレシピ】
【材料(2人分)】
骨付き鶏肉600g*、タマネギ1個、マッシュルーム200g(オプション)、ニンニク2片、ローレルの葉1枚、コニャック(または白ワイン)100ml、オリーブオイル適宜、塩・胡椒適宜
*今回はモモ肉の下部、ドラムスティックを使用。
【作り方】
①タマネギは薄切りに、ニンニクは皮付きのまま包丁の側面で潰す。鶏肉は皮の部分にペティナイフなどを使って数か所穴を開け、塩・胡椒を振っておく。
②大きめの鍋またはフライパンに、オリーブオイル大さじ2ほどを回し入れて強火にかけ、①のニンニクと鶏肉を焼く。ニンニクは焼き色がついたら先に取り出しておく。鶏肉は時々転がしながら表面全体に焼き色がついたら、別皿に取っておく。
③②の鍋でタマネギと皮を除いたニンニク、ローレルの葉を炒める。マッシュルームを加える場合は、タマネギがしんなりしてきたところで投入し、さらに炒める。基本は強火ですが、焦げつかないよう火加減を調節。
④タマネギが色づいてきたら、②の鶏肉を鍋に戻してコニャック(または白ワイン)を投入、加熱してアルコールを飛ばす。
⑤水をヒタヒタに加えて蓋をする。煮立ったら中火にして1時間弱煮込む。その間、20分ごとに鶏肉を引っくり返す、途中で煮詰まったら水を足して焦げないようにする。
⑥タマネギの色が褐色になり、肉が軟らかくなったら塩味を整えて出来上がり♪
【一言】
スペインでも節約食材といえば鶏肉が頭に浮かぶのは日本と一緒です。
男子4人を育て上げ倹約家だった義母の自慢料理にはボリュームのある節約料理が多かった、という事に最近気がついて(気づくの遅過ぎ)月末ピンチになると義母の料理を思い出して献立てを決める事が増えました。
特に翌日も美味しくいただける鶏の煮込み料理は大鍋で大量に作っておけば節約のみならず手抜きも出来る!シュフの強い味方なのです。
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