四旬節のドーナツ☆ブニュエロス

誰もが懐かしい気持ちになる手作りのドーナツ。

スペインでは、イエスの受難週こと聖週間(セマナサンタ)を迎える前の「四旬節」に脚光を浴びる素朴なお菓子が地方ごとに存在します。

かつて四旬節には肉食を控えたり食事の回数を減らして慎ましく過ごすカトリックの伝統習慣があり、空腹を我慢するために家で用意していたおやつが、今も「四旬節のお菓子」として定着しているのです。

今回ご紹介するのはカタルーニャ地方の四旬節のお菓子、小さなドーナツ「ブニュエロス」。ひとつ食べれば元気が出る、腹持ちの良いおやつです。

【四旬節のブニュエロス(ドーナツ)のレシピ】


【材料】
薄力粉240g、卵2個、生イースト15g(ドライなら6gほど)、バター30g、グラニュー糖40g、牛乳50ml、レモンの皮すりおろし1個分、塩ひとつまみ、アニス酒または白ワイン大さじ2、シナモンパウダー小さじ1/3、揚げ油適宜。

       

【作り方】

イースト、薄力粉50g、ぬるく温めた牛乳を良く混ぜラップして、暖かい場所で20~30分放置。

残りの薄力粉をドーナツ状に盛って広げて、揚げ油以外の残りの材料を入れて混ぜる。①のイーストも加えてさらに捏ねる。最初はベタベタする生地を捏ね続けると、段々まとまりやすくなってきます。

オーブンシートを敷くか、油を薄く塗ったトレイを用意。②のまとまった生地を小分けにして丸めて、間隔をあけて置いてラップをふわっとかけて40~50分放置。倍ほどに膨れます。

油を中高温に熱し、生地の真ん中に手で穴を開けて、両面を揚げる。

油を切って、熱いうちにグラニュー糖(分量外)をまぶす。

(*仕上げに、お好みでアニス酒をかける事も・・)


【一言】
「四旬節の・・」と、名づけているような小振りのドーナツなら、上記分量で25個位出来るでしょうか。揚げ立てを頂くのが一番ですが、翌日でも美味しく食べるコツは、揚げ過ぎない事と、スペイン風にコーヒーやチョコラテに浸して流し込む事(?)

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